はじめに
この記事では、最低シルバーから最高マスターまでを経験した自分が、対面に勝つために必要なミクロスキルについて解説していきます。
もちろん、同レート内でもミクロが得意なプレイヤーやマクロが得意なプレイヤーなど個人差がありますが、ここで紹介するスキルを習得すれば7〜8割の対面には勝てるという見込みで書いています。
(年々低レートのレベルがよ上がっているような気もするので「こんなんじゃ勝てないよ！」という場合はコメントでご指摘いただきたいです！)
シルバー帯:被弾を減らす&スキルの基本的な使い方
勝つためのポイント:
- 自分のスキルがあるときに前に出てスキルを当てる
- スキルがないときは下がる
シルバー帯で最も重要なのは、スキルの有無による立ち位置の調整です。自分のスキルがクールダウン中なのに前に出てしまう、逆にスキルがあるのに消極的になってしまう、といったミスを減らすだけで大きく勝率が上がります。
レーン戦で正しい立ち位置というものがあったとして、マスターの人はレーン戦の7割は正しい行動がとれていると思います。しかしシルバーの人は3,4割しか正しい行動がとれていない印象です（CSが取れない、ハラスをしない、敵の射程内にノコノコと歩いていく、殴られても殴り返さない等々）
基本的にシルバー以下の場合はレーン戦において致命的な弱点を抱えている場合が多い認識です
また、このレート帯の方は高レートやプロの試合を見てもあまり参考にならないんじゃないかな？とも考えています。自分がそうだったんですが、うまい人の試合を見ても「ああ～なんかいい感じにレーン戦勝ってるな？」くらいの感想で自分が使った時の違いとかを比べようにも違いが多すぎてふんわりとしかわからない、といった経験をしたことがあるんじゃないかと思います。
レーン戦はまず死なないことを意識して敵の攻撃を喰らわない範囲に立ち、徐々に徐々に自分の陣地とも呼べる領域を広げていくことをお勧めします。
また自分から仕掛けられないならミニオンに攻撃し、プッシュをすれば敵も負けじとスキルをつかってミニオンを攻撃してくれます。
ミニオンと共に有利な陣地を形成し、自分がレーンの半分以上を制圧完了すれば格付けは完了となります。
なのでこのレート帯の人たちはゲームの基本中の基本：敵の攻撃を回避して自分の攻撃を当てる
を忘れなければレーンは負けないと思います。
ゴールド帯:相手のスキルとルーンを意識する
勝つためのポイント:
- シルバー帯の内容に加え、相手にスキルを打たせること
- 自分のルーン(キーストーンやスタック系)が上がっているときに仕掛ける
ゴールド帯では、相手の行動を読んで誘導する技術が求められます。相手の重要なスキルを空振りさせることができれば、そのクールダウン中に有利なトレードが可能になります。また、征服者のスタックや電撃のクールダウンなど、ルーンの状態を把握して最適なタイミングで仕掛けることも重要です。
シルバー帯の内容では基本的にレーンはセーフなものになると思います
キルも減ると思いますがそれ以上にデスが減っている事とおもいます。
ゴールド帯ではそこからレーン戦を更に動かす方法としてベイトの紹介と割と大半の人(もちろんゴールドまでの話)が意識していないルーンを活用することでよりレーン戦の勝率が上がります。
これはどのレートでもそうですがスキルを数回回避するだけで相手はスキルを打つのを躊躇う様になります。相手がスキルを打たないということは主導権がこちらに移り、オブジェクトファイトや少数戦への寄りで差をつけることが出来ますし、何より相手に過度なストレスを与えるのはとても大事です(JGと喧嘩でもしてAFKをしてくれるかもしれません！）
またルーンの選択は自分のレーン戦の勝ち方を決定します。
例えば征服者ならロングトレードに強いので1回のファイトですべてを持っていくことも可能です。
また電撃ならややショートトレードに強いので電撃を発生し素早く退散をするので2,3回に戦闘を分けて敵を倒すイメージですね(もちろん育てば一回のトレードで10割持っていくことも可能ですね)
ルーンの際にキーストーン以外も活用できればそれに越したことはないのですが
ゴールドを抜ける程度なら気にしなくても良いかもしれません。
プラチナ帯:ハラスの精度とムーブメント
勝つためのポイント:
- ゴールド帯の内容に加え、敵のCSタイミングでハラスを入れる
- ハラス精度を上げる
- 敵から見て真横に動いたり、あえてまっすぐ動き続けるなど、ムーブに緩急をつける
プラチナ帯では、より細かいタイミングの駆け引きが重要になります。敵がラストヒットを取る瞬間は動けないため、そこを狙ってハラスを入れることで一方的なダメージ交換が可能です。
また、スキルショットを避けるためのムーブメントにも工夫が必要です。常に同じパターンで動いていると読まれやすいため、時には真横に、時には直線的に動くなど、予測しづらい動きを心がけましょう。
プラチナ帯では敵もある程度はセーフティな立ち位置を取ることも増えると思います。
ただしその立ち位置を維持することは出来ていない印象です。（サブ垢の練習垢がエメラルドなのでプラチナのイメージは割とあたっているかな？と思っています）
ただしセーフプレイをし過ぎて損を被っている人も多いかな～とも思っています。
勝てるタイミングで前に出ない/取れるCSをビビって取らない/変な立ち位置の相手を咎められない
など相手への嫌がらせに躊躇している姿をちょくちょく見ます。
自分から仕掛けることで主導権を確保する意識を持ちましょう
（自分もちょくちょく忘れてしまうため自戒も込めています）
ちなみにですがプラチナ帯で常に対面をボコボコにしていけばダイヤ4程度の実力はあると思います
エメラルド帯:ミニオンウェーブの活用とウェーブ操作
勝つためのポイント:
- プラチナ帯の内容に加え、ミニオンウェーブを活かす
- 味方ミニオンが多いときはアグレッシブに、少ないときはセーフティに立ち回る
- ウェーブ操作を覚え、敵に不利な立ち位置を強要する
エメラルド帯では、ミニオンという「見えない味方」を最大限活用することが求められます。味方ミニオンが多い状況でのオールインは、ミニオンのダメージも加わって大きなアドバンテージになります。
また、フリーズやスローリスク、ファストプッシュといったウェーブ操作を習得することで、敵を危険な位置に立たせたり、Gankを受けやすい状況に追い込んだりすることができます。
個人的にはエメラルド帯はチャンピオンの特性やコンボなどは一通りマスターしている人が多く、何も考えずにレーン戦をしてもキルまで持っていけることが少なくなる印象です。
ただし、ここにミニオンウェーブ操ることでキルまで持っていくことも可能です。
他にもチャンピオンにもよりますがスキル先行入力でのフラッシュコンボやフラッシュ読みフラッシュなどサモナースペル(というよりフラッシュ)を使ったテクニカルなコンボを使うことでキルまで持っていくことが可能です。
最高マスター現ダイヤの自分では何も考えずにレーンで馬鹿みたいにキルを取れるのはプラチナ帯までとなり、エメラルド帯では頭をつかう必要がありました。
またこのあたりからですがキルするタイミングなども考慮し始めました。
やはり最も良いのは敵タワーにミニオンを大量に押し付けてキルすることだと考えているので、キルをする前にはプッシュウェーブを作っておきたいですね。
ウェーブを押し過ぎたらどうなるのか？ウェーブが押し込まれたらどうなるのか？までを考えている人が少ない印象というのが自分のエメラルド帯への感想です。
ダイヤ帯以降:現在模索中
ダイヤ帯については、私も現在さまざまなアプローチを模索中です。
初めてマスターになれた際は連勝に連勝しD3 0LPあたりから一気にマスターまで駆け抜けることができました。
その際は上記の内容全てを行い、敵JGや味方JGの位置を考慮した立ち位置を取るだけでレーンの主導権を取り、少数戦に先に寄り、勝ち抜けていたはずですが確信を持てていないため、もうしばらく検証を続けたいと思っています。
学習の順番について
これらのスキルは必ずしも順番通りに習得する必要はありません。すでに一部はできている方も多いでしょう。ただし、低レート帯で紹介した内容ほど基本的で重要な要素であるため、まだ身についていないものがあれば優先的に練習することをおすすめします。
ミクロが異常に強いプレイヤーへの対処法
低レート帯でも、時折異常にミクロが強いプレイヤーと当たることがあります。しかし、レートが低ければ低いほど、そういったプレイヤーはGankやTop/Botからのロームに対する警戒が甘い傾向があります。
対処法:
- 積極的に味方ジャングラーやロームできる味方を呼ぶ
※ただし、呼ぶのが遅れるほど視界差などでGankが決まりづらくなる - 自分の実力と相手の強さを見極め、早急に判断する
- ロームに行かせ経験値差を作る
※ロームは失敗させて初めて有利となります。怪しくなったらピンを連打しましょう
1対1では勝てないと判断したら、無理に対面で勝とうとせず、チームの力を借りることが最も効率的な解決策です。
まとめ
各レート帯で求められるミクロスキルは段階的に高度になっていきます。自分の現在のレート帯で必要なスキルを意識し、一つずつ確実に身につけていくことで、着実にレートを上げることができるでしょう。
対面に勝つことだけが全てではありませんが、レーン戦で優位に立てれば、その後のゲーム展開も有利になります。ぜひこの記事を参考に、自分のミクロスキルを磨いていってください。
最後に: この記事があなたの上達の助けになれば嬉しいです。質問やご意見があれば、ぜひコメント欄で教えてください。一緒に成長していきましょう!
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